自分の小さな「箱」から脱出する方法

たまには技術以外の話題を。

人間関係やチームの活動におけるトラブルを根本解決する、という内容。
特に興味深かった点は、次の2点です。

  • 自分が箱に入ってしまうこと
    • 「こうすべき」という自分の感情に逆らった行動をとることを、『自分への裏切り』と呼ぶ。
      • 例:「同僚のミスを発見し、教えてあげるべきだと思ったのに教えなかった」
    • 自分の感情を裏切ると、自分のとった行動を正当化するため、世界を歪んだ視点で見るようになる。
    • 結果、「他人の欠点をあげつらう」「自分の長所を過大評価する」等、自分に都合のよい考え方をするようになる。
      • 例:「不注意なあいつが悪い」「自分の仕事のほうが重要なのだから、他人のミスに構っている時間はない」
  • 他人も箱に入れてしまうこと
    • 箱に入っていると、自分を正当化しようとするので、他人が間違っていなければならないことになる。
    • すると、本来なら問題の解決を目指さなければならないのに、他人が問題を起こすことを望んでしまう。
      • 例:「後々ミスが発覚して、あいつだけプロジェクトから外されればいい」


個人的な感想としては、「耳が痛い」ということですね。笑
自分よりも他者に注意を向けることを心がけていきたいです。


人間関係にお悩みのかた、チームのリーダーを務めているかたにはお薦めできる本だと思います。