WEBデザイン ユーザビリティ

そういえばWEBアプリのリデザインを担当したことがあり、そのとき読んだ本のメモが出てきたので、まとめました。
実際に読んだのはこちらでしたが、現在は改訂版が出ているようです。

ユーザビリティ

  • ユーザビリティの基本概念
    • 有効さ(なにかを目的として操作を行い、できたかできなかったか)
    • 効率(目的を達するまでに要した労力)
    • 満足度(使ってみてストレスを感じたか、あるいは心地よかったか)
参考概念
    1. バリアフリー(障害を取り除く)
    2. ユニバーサルデザイン(誰もが使えるデザイン。最初から障害を作らない)
    3. アクセシビリティ(到達容易度)

サイトの構築目的

  • 目標設定
    • 定量目標(どれだけの成果?)
    • 定性目標(どのような成果?)
  • ユーザーの行動を予測
    • 何を求めて使うのか?
    • どのように使うのか?

インパク

  • ユーザーの記憶に残しやすくするテクニック
    • チャンキング(かたまりを作る)
    • マジカルナンバー(一度に提示する情報は7±2個まで)
    • ラベリング(整理・分類)
    • 親近効果・初頭効果(最後に見聞きしたものが最も記憶に残り、次いで最初に見聞きしたもの)
分類テクニック
    1. 近接の要因(似ている情報を近くに集める)
    2. 類同の要因(似ている情報の見た目を揃える)
    3. 閉合の要因(似ている情報を囲む)
  • ユーザーの視線
    • 左から右・上から下に見ていく。
    • 大きいもの・上にあるものが重要だと判断する。

設計

  • 分類の方法
    • 時系列
    • あいうえお順
    • セクション別
    • 地域別
    • 生活シーン(目的を動詞化)
    • カテゴリー別
    • データ属性(文章・画像・表etc.)
  • サイトの構造
    • リニア構造(「進む」「戻る」だけで移動できる平らな構造)
    • 階層構造
    • ウェブ構造(各ページが互いにリンクしあっている構造)
階層構造のポイント
    1. 同じ階層同士はリンクする。
    2. グループごとに階層の深さを統一する。
    3. 階層が広く浅いと、ユーザーがすぐに目的を達成できる。
    4. 階層が狭く深いと、リンクの入り口が少なくて済む。
  • シンプルイズベスト
    • 例外をつくらない
    • 削ぎ落とす

ナビゲーション

  • トップページの役割
    • そのサイトがどういうサイトか伝える役割
    • 情報へ案内する目次・地図の役割
ポイント
    1. トップページへいつでも戻れるようにする。
    2. トップページのようなページを複数つくらない。
  • ナビゲーションの方法
    • ことば
    • イメージ
    • 配列(ユーザーに明確な目的がない場合、左上から見ていく)
  • グローバルナビゲーションの役割
  • リンク
    • 立体感で「押せる」雰囲気
    • リンク先を想定できるような情報

パフォーマンス

  • 表示を重くする要因
    • 無駄なタグ
    • 重い画像
    • 大量の文章
    • JavaScriptCSS
    • 大きなテーブル
    • テーブルの入れ子
    • その他、ブラウザに負担をかけるコード


デザインに限らず、フレームワークとして活用できそうな気がします。